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清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会のブログです。イベントや川の様子をお知らせします。手渡す会のHPはこちら↓ http://tewatasukai.com/


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パブリックコメントへの抗議と要請

 国土交通省と熊本県より、川辺川ダムに代わる球磨川水系の治水対策を話し合う「球磨川治水対策協議会」の検討内容についてパブリックコメントの募集が行われ、パブリックコメントを書くための資料は、国土交通省のホームページを見るか、平日の昼間に各市町村役場で閲覧するようにとのことでした
 ところが、資料を見ると、平成21年1月の「ダムによらない治水を検討する場」発足から始まった8年間の検討内容が掲載されている膨大なもので、ホームページや役場での閲覧だけで理解できるような内容ではありませんでした。

 そこで、「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会」と「清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会」は、1月20日(金)熊本県庁にて球磨川治水対策協議会パブリックコメントに関する抗議文を提出し、説明もなしにパブリックコメントを募集することに強く抗議するとともに、説明会の開催などを要請しました。

 また、昨年1月18日に提出した「球磨川治水対策協議会の丁寧な説明を求める要請書」に掲載していた6点の質問項目にも全く回答していない点についても、改めて回答を求めました。

以下、提出時の様子と、提出した抗議文・意見書の内容です。

     


パブリックコメントへの抗議と要請_d0284413_17241140.jpg
                               ※写真提供:山野 敞


【抗議文】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

                                   2017年1月20

国土交通省九州地方整備局長 小平田浩司 様

熊本県知事        蒲島郁夫 様

   子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会   代表  中島 康                       
   清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会  共同代表 緒方 俊一郎
  
                                       
共同代表 岐部 明廣

球磨川治水対策協議会パブリックコメントに関する抗議文


国土交通省と熊本県が、川辺川ダムに代わる球磨川水系の治水対策を話し合う「球磨川治水対策協議会」の検討内容について、パブリックコメントの募集を始めたことが1月8日の熊本日日新聞で報道された。

パブリックコメントを書くための資料は国土交通省のホームページを見るか、平日の昼間に各市町村役場で閲覧するようにとのことだが、資料を見ると平成21年1月の「ダムによらない治水を検討する場」発足から始まった8年間の検討内容が掲載されている膨大なものである。ホームページや役場で閲覧だけで理解できるような内容ではない。8年間の検討内容について、説明もなしに意見を述べることなど、誰もできるものではない。「住民参加」の河川法の精神を考えるならば、パブリックコメントを募る以前に、当然、住民にきちんと説明すべきである。

川辺川ダム事業計画で建設省(当時)は説明会を何度も開き、最終的には住民討論集会まで開いた。また、多種多様の川辺川ダム宣伝ビラが新聞折込や回覧板等でばらまかれた。国土交通省は平成19年5月~11月に、球磨川河川整備基本方針の説明会(川づくり報告会)を流域の地区ごとに53か所で開催した。ちなみに、川づくり報告会における発言者数(887人)の中で「治水のためにダムが必要」と発言した人はたった4人(全体の0.5%)だった。

「球磨川の治水対策が住民のため」と考えるのなら、国土交通省は住民にきちんと説明してからパブリックコメントを募集すべきである。また、2016年1月18日に貴職あてに提出した「球磨川治水対策協議会の丁寧な説明を求める要請書」に掲載していた6点の質問項目にも全く回答していない。

説明もなしにパブリックコメントを募集することに強く抗議するとともに、以下3点について強く要請する。

                  記

1.パブリックコメントを募る前に、球磨川治水対策協議会のこれまでの経緯等を説明する「住民説明会」を、平成195月~11月に球磨川河川整備基本方針の説明会(川づくり報告会)を開催した時と同じ規模(流域の地区ごとに53か所)で開催し、住民の意見をきちんと聞くこと。

2.「川づくり報告会」のとき同様、上記「住民説明会」の開催を、チラシや新聞記事、新聞広告等を用いて住民に広く知らせ、参加を呼びかけること。

3.上記2点が終了するまでパブリックコメントの募集を中止すること。

                              以上




【意見書】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


                                      2017120

九州整備局長 小平田浩司様

熊本県知事  蒲島 郁夫様

      
     パブリックコメントに関する意見書

パブリックコメントの前提は住民が重視している事実を共有することから

         

           清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会

                       共同代表 緒方 俊一郎

                            岐部  明廣

 私たちは、ダムによらない治水を検討する場が開催されることが決定された時点から繰り返し川にダムをもち込むことに異議を唱えた住民の声を意見書・要望書の様式で提出し続けてきた。しかし、住民の声は一度も会議の中で取り上げられることはなかった。一方的に国と県の考えを押し付ける会議に終始し続けてきた。にもかかわらず、住民に説明すらすることなくパブリックコメントを強行している。

パブリックコメントは住民が重視している事実を国・県が共有することで初めて生かされる。住民が重視している以下に述べる事実に関する議論を住民と行う場を設定することを強く求める。

最近、国は住民の防災意識の低下を問題にし、自らが引き起こしている治水事業の失敗を住民に転化し使用としている。もし、住民の防災意識を重視するのであれば、川を流域住民の暮らしに取り戻し、河川行政に流域住民が主体的に参加できる体制をつくるべきである。この意味においても、パブリックコメントと並行して、流域住民が重視する事実に関する議論をする場を設定すべきであると考える。

その1 脱ダムの原点になっている事実

     球磨川に建設された荒瀬ダム・瀬戸石ダム・幸野ダム・市房ダム四つ

のダムが川をまるごと破壊し、甚大な水害を引き起こし、地域を衰退

させてしまったという深刻な事実である。

その2 水害問題の原点になっている事実

       国交省は昭和40年に発生した洪水が引き起こした水害だけを取り上

げて議論をしているが、住民は昭和57年に発生した洪水は昭和40

の洪水より大きかったにもかかわらず、甚大な水害は発生しなかった

という事実を重視している。住民は、昭和40年人吉大水害は治水事業

の失敗であるとみている。大雨や大水に原因があるとは認識していな

いのだ。

   その3 川の保全と流域の災害問題の原点になっている事実

       球磨川水系の保全にとって一番重要な役割を果たしてくれているのは

流域の山々(山林)である。昭和38年~40年に多発した山腹崩壊や

土石流の発生は奥山開発の名の基に推し進められた奥山開発である。

    この山腹崩壊や土石流は多くの人命を奪った上、川を土砂で埋め立て

水害を引き起こす大きな要因にもなった。この事実は、現在において

も全く解消されていない。

気象現象に伴って発生する災害を問題にする時、球磨川水系の流域に

おいては流域の山々(山林)の実態が最重要の課題になるのだ。川と

山は一体である。流域の安全・安心はここに原点がある。

なお、山の問題を森林の面積にすり替えて議論しているが、これほど

お粗末な考えはないということを書き加えておく。

                            以上







# by tewatasukai | 2017-02-13 18:03 | 報告

【第4回・川に学ぶ】のご案内☆

前回の投稿でご案内しました10月22日土曜日の【川辺川ダム計画から50年・川を語るシンポジウム】の翌日の10月23日日曜日に、【第4回・川に学ぶ】を開催することになりました。
下記のスケジュールで計画していますので、都合がつかれる方はぜひご参加ください。
シンポジウムへのご参加もよろしくお願いいたします☆
※写真は【第3回川に学ぶ】の時の様子です。(森明香さん撮影)

10月22日のシンポジウムの日程も再送させて頂きます。↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【川辺川ダム計画から50年 川を語るシンポジウム】
~ダム計画から50年の変遷と直面している問題を語る~
   
◆日時  2016年10月22日土曜日 午後2時~5時
◆場所  人吉市東西コミュニティーセンター 2F会議室
(〒868-0016人吉市城本町1088 電話0966-28-3230)
◆内容 
 基調報告:清流 球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会
 講演:福岡賢正氏 
    タイトル「川辺川ダム計画50年を見つめて」 
 講演:今本博健先生 タイトル「非定量治水のすすめ」 
           
【第4回 川に学ぶ】
~「ダムによらない治水を検討する会議」以降 河川の状況はどう変化したのかを観察し、国、県は川に何をしたのか、何をしなかったのかを明らかにする~

◆日時  2016年10月23日日曜日 午前10時~午後2時 
◆集合  くま川ハウス
    (〒868-0037人吉市南泉田町25 電話0966-24-9929)
◆場所  球磨川・川辺川上流一帯
   ※昼食・飲み物等・雨具は各自ご持参ください。
    歩きやすい靴・服装でご参加ください。
◎両イベントとも参加費は 無料 です。
◎22日夜に懇親会を予定しています。
都合がつかれる方はぜひご参加ください。
当日申し込みも可能ですが、参加ご希望の方は事前にご連絡
頂けると助かります。

【第4回・川に学ぶ】のご案内☆_d0284413_22265174.jpg


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【第4回・川に学ぶ】のご案内☆_d0284413_22284243.jpg

# by tewatasukai | 2016-10-16 22:31 | イベント

「川辺川ダム計画から50年◇◇◇球磨川・川辺川流域市民集会」

川辺川ダム計画が立てられてから今年で50年目を迎えました。
手渡す会では、京都大学名誉教授 今本博健さんと毎日新聞編集委員 福岡賢正さんに講演をお願いして、下記の内容で集会を計画いたしました。
都合がつかれる方はぜひご参加ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「川辺川ダム計画から50年◇◇◇球磨川・川辺川流域市民集会」
      主催 清流川辺川・球磨川を未来に手渡す流域郡市民の会

 いま川辺川・球磨川が直面している重大な問題を語る
◇ 川をまるごと破壊したのは何か 
◇ 住民から川を奪い取ったのは何か
◇ 川をどのように取り戻すか 
◇ 川をどのように住民の暮らしに取り戻すか
            
【日 時】 2016年10月22日(土)午後2時~5時
【場 所】 人吉市東西コミュニティセンター  会議室
       人吉市城本町1088  電話0966-28-3230

【基調報告】 手渡す会(黒田 弘行)
【講 演】  福岡 賢正 : 川辺川ダム計画50年を見つめて
       今本 博健 : 河川法で川は守れるのか


※講演者略歴(敬称を略させていただきます)

今本博健(いまもと ひろたけ)1937年大阪生まれ。
京都大学名誉教授(河川工学)。淀川水系流域委員会元委員長。水工技術研究会会長。
京都防災研究所宇治川水理実験所所長・防災研究所長を歴任。
専門は実験水理学・河川工学・防災工学。
在任中は、開水路流れの乱流構造に関する研究、河川・湖・海洋の流れに関する水理模型実験、国内外の水害調査等に従事。

福岡賢正(ふくおか けんせい) 1961年熊本県生まれ。京都大学農学部卒。83年毎日新聞社入社。久留米支局、福岡総局社会部、人吉通信部、福岡本部学芸課などをへて、現在は編集委員。 著書に『国が川を壊す理由』(葦書房)、『男の子育て風雲録』(毎日新聞社)、『たのしい不便』(南方新社)、『隠された風景』(南方新社)、『小さき者として語る平和』(南方新社)


「川辺川ダム計画から50年◇◇◇球磨川・川辺川流域市民集会」_d0284413_21385019.jpg
http://www.exblog.jp/blog/up_fileimage.asp?eid=d0284413&fld=content&srl=23270608
# by tewatasukai | 2016-07-04 14:42 | お知らせ

【第3回 川に学ぶ 『春の小川を探る 』 の ご案内】

手渡す会は、自然が豊かな球磨川の再生を目指す取り組みの一環としてシリーズ「川に学ぶ」を開催しています。

今回は、『春の小川を探る』をテーマに取り上げました。

春の小川は明治45年につくられた文部唱歌ですが、現在の川のあり方を議論する上でいろいろ話題になっています。

球磨川の豊かさを支えているのは球磨川の支流であり、その支流の支流です。豊かな川の再生は流域全域の問題です。

今回は、人吉市を流れる球磨川の支流やその支流を見て歩きながら、「詩にうたわれた春の小川と何がどう違っているのか」「何のために川は変えられてしまったのか」などを探ってみたいと思います。

あわせて、ドイツにおける川の再生に関する話題や農水省や他府県では『春の小川』に関わってどのような取り組みがなされているかに関する話題も取り上げます。

都合がつかれる方、ぜひご参加ください。

くま川ハウスの場所はこちらでご確認ください↓

http://tewatasukai.com/contact.html

【第3回 川に学ぶ 『春の小川を探る 』 の ご案内】_d0284413_23301135.jpg


# by tewatasukai | 2016-04-29 23:38 | お知らせ

第2回「川って何だ 球磨川・川辺川に学ぶ」


第2回「川って何だ 球磨川・川辺川に学ぶ」_d0284413_21383730.jpg
2015年8月9日日曜日 「子どもたちが楽しく遊べる球磨川・川辺川とはどんな川か考えよう」をテーマに 第2回「川って何だ 球磨川・川辺川に学ぶ」川辺川 リバーサイドフォーラム を実施しました。
遠くは福岡からの参加者を迎え、黒田会員の講義を基に、川辺川数か所から汲んで来た水の透明度の比較や水生生物の観察などを行い、様々な質問が飛び交っていました。
学習会の前後では参加者それぞれが思い思いの川遊びを楽しみ、子ども達の歓声が響く賑やかなフォーラムになりました058.gif
ファミリーで参加の福岡の土肥 勲嗣さんに感想を頂きましたのでご紹介します☆

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

イベントがあった境田橋は僕が小さいころから連れてきてもらった思い出の場所です。
釣り好きのおじさんは、上流に市房ダムがある近くの球磨川ではなく、少し離れた川辺川の境田橋に連れてきてくれました。
高校時代は、柔道部の練習が終わると、先輩と一緒に橋からパンツひとつで飛び込んで遊んだところです。
今回、連れてきた子どもたちは、そばにある川の魅力にひかれたのか、イベントそっちのけで、勝手に川で遊んでいました。
上流にダムがない川辺川と上流にダムがある川の水の透明度の違いを自分の目で確認し、川辺川にどんな生き物が棲んでいるのかを大人の僕自身が学ぶことができました。
この夏川辺川デビューを果たした三男は、カラになったペットボトルで遊びはじめ、水を入れてそのまま飲んでいました。
今回のイベントは、清流を子孫に残そうと決断し、行動した手渡す会をはじめとする地域住民の方々にあらためて深い敬意を抱く機会となりました。




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# by tewatasukai | 2015-10-13 21:50 | 報告