人気ブログランキング | 話題のタグを見る


清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会のブログです。イベントや川の様子をお知らせします。手渡す会のHPはこちら↓ http://tewatasukai.com/


by tewatasukai

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

カテゴリ

全体
イベント
報告
お知らせ
その他
手渡す会について
お願い
未分類

以前の記事

2022年 03月
2021年 11月
2021年 05月
2019年 06月
2019年 03月
2018年 10月
2018年 07月
2018年 05月
2017年 10月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 02月
2016年 10月
2016年 07月
2016年 04月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 01月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 04月
2013年 03月
2012年 12月

フォロー中のブログ

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

タグ

その他のジャンル

ブログパーツ

最新の記事

2022/04/17球磨川豪..
at 2022-03-31 20:16
書籍『流域治水がひらく川と人..
at 2021-11-19 20:27
書籍『流域治水がひらく川と人..
at 2021-11-19 20:27
お詫びと最新の活動報告
at 2021-05-31 22:43
意見書の提出
at 2019-06-10 00:19

外部リンク

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

ボランティア
日々の出来事

画像一覧

脱「基本高水治水」とは?

手渡す会の脱「基本高水治水」の基本的な考え方
 
清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会  黒田弘行


 基本高水という耳慣れない言葉が私たち住民の前に姿を見せたのは、住民と国が川辺川ダム建設の是非を巡って討論をすることになった住民討論集会においてでした。しかも、討論の中心テーマとして姿を見せたのです。
 なぜ、基本高水がダム建設を巡る討論の中心テーマなのでしょうか。それは、基本高水がダム建設を法的に正当化させる最も大切な洪水の流量だからです。河川法施行令では「洪水防御の基本となる洪水」といっています。でも、この基本高水の算出の仕方が数学の専門的な知識がないと理解できないために、全国的にはダム反対の住民運動の中心に位置することはありません。
しかし、住民討論集会の中心に据えられた以上、住民も主体的に基本高水問題に取り組まなければならなくなりました。それは、流域に暮らす住民としての取り組みです。一つ目は、ダム建設の根拠として持ち出された数値が本当に正しいかどうかを実証することです。二つ目は、洪水をダムと川に閉じ込めるという治水(これを基本高水治水と呼んでいます)が川と流域に何をもたらす技術かを実証することです。これらの実証で、基本高水治水の本質を明らかにすることが出来るのです。実証は科学の真髄です。
 実際には、二つ目の洪水をダムと川に閉じ込める治水が川と流域に何をもたらしたかについては、既に流域住民は実証していました。そして、この事実を川辺川ダム建設の反対の根拠にしていたのです。住民討論集会の基本高水論争においても、基本高水治水が川と流域に何をもたらしたかを壇上からも会場からも次々と発言をしていました。 
 住民の発言は二つに要約できます。その一つは「基本高水治水は川の生態も形態も景観もまるごと破壊し、流域のくらしにも甚大な被害をもたらすものでしかない」ということでした。もう一つは「安心安全の神話までつくり上げた基本高水治水は想定外の大雨や大水の時は甚大な水害を引き起こす治水技術に過ぎない」ということでした。 
 このように、基本高水治水が川と流域にもたらす事実は、私たちの川辺川ダム建設に反対した理念と大きく異なっています。私たちが掲げた川辺川ダム建設反対の理念は「自然が育むゆたかな川を未来に手渡す」ということだからです。
 この川辺川ダム建設反対の理念を実現させるためには、川をまるごと破壊してしまう基本高水治水から「自然が育むゆたかな川の保全することが出来る治山・治川の取り組み」と「川の保全を前提にした防災の確立」へ転換させる必要があります。この転換を目指すのが脱「基本高水治水」の基本的な考え方です。
 この脱「基本高水治水」の視点から現行の河川法を見ると、この河川法には重大な問題が浮かび上がってきます。川の存在しない川の法律だということです。私たちが求める河川法は、ゆたかな川を守り、ゆたかな川の保全を前提にした川との付き合い方が記述されている法律です。
# by tewatasukai | 2013-04-15 23:00 | その他

川辺川アピール 脱「基本高水治水」

先日(4月6・7日)に開催しました第1回 脱「基本高水治水」研究会 は
皆さまのご協力により滞りなく終了することができました。本当にありがとうございました。

川辺川アピール 脱「基本高水治水」_d0284413_675856.jpg

詳細はこのブログやHPで報告させていただきます。いま少しお待ち下さい。

参加者の方々から「ぜひ2回目を」とのご意見もいただいておりますが
今回の報告書を作成したうえで、研究会のすすめ方をつめていきたいと考えています。

以下に今回の参加者一同でまとめたアピール文をお示しします。
日本の治水のあり方を変えるきっかけになれば と期待し、
数多の清流を未来に手渡すために拡散をお願いいたします!

============================================

川辺川アピール 脱「基本高水治水

 脱ダムを目指す全国の住民運動の前に立ちはだかるのが「基本高水」をもととした治水計画です。
 河川の治水計画やダム事業を検証する場合、国土交通省は住民が理解しにくいように専門的な議論に持ち込みたがります。そのもとになっているのが「基本高水」の考え方です。しかし、「基本高水」の数値は国土交通省がダムを建設するために恣意的に決めたものでしかないことが長年の国とのやり取りの中で明らかになりました。いくら議論しようが、国は自らが決めた「基本高水」に固執します。雨量から単純に洪水流量を求めることには限界があります。このような「基本高水」の数値が科学的ではないことを見抜くまでに、多くの時間と労力を必要としました。
 「基本高水」による治水の考え方は、ある一定の大きさ以下の洪水だけを対象としています。洪水を河川に封じ込めるのが「基本高水」の考え方です。想定以上の雨や洪水が発生した時には水害被害を拡大させる可能性があります。
 「基本高水」に基づくこれまでの治水は、多くのダムで川を丸ごと破壊し、川を水路化し、豊かな生態系を消失させました。
 これからは、いかなる大きさの洪水も対象とする治水に変えていく必要があります。洪水を流域で受け止めることが求められます。いま必要なことは、これまでの洪水被害を検証し、水害被災者の声を聞き、実現可能な治水対策を積み上げていくことです。
 脱基本高水の取り組みは、河川法の改正を求める取り組みでもあります。私たちは、「基本高水」にとらわれない治水を検討するために脱「基本高水治水」研究会を開催しました。今後さらに検討を重ね、その考え方を全国に発信します。

2013年4月7日
       
第1回 脱「基本高水治水」研究会 参加者一同
   主催:清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会


============================================
# by tewatasukai | 2013-04-09 06:49 | 報告

4月6・7日「脱基本高水治水研究会」を開催します

いま、なぜ「脱基本高水治水研究会」なのか
             
               
川辺川ダム反対運動に取り組んできた私たちの前に「基本高水」が登場したのは
住民討論集会の時でした。
私たちも最初は、基本高水をよく理解しないまま容認する立場で住民討論集会に臨みましたが、
国交省との討論を通して、紆余曲折しながら基本高水に対する認識を深めていきました。

その結果分かったことは、
基本高水治水の本質は基本高水や計画高水という数値にあるのではなく
「ダム建設の為に想定された洪水を、ダムと河川に閉じ込めてしまう治水技術」そのものだ
ということです。

既存のダムは川の形態を破壊し、豊かな生態系を消失させました。
コンクリート張りの河川改修は、生活に密着していた川を私たちから引き離しました。

一定量の洪水をダムと川に閉じ込める基本高水治水は、川がつくり出す景観も含め、
川をまるごと破壊する技術でしかないどころか、 想定以上の雨や洪水が発生した時には
水害を拡大させてしまう欠陥技術だ ということも明らかになりました。

しかし、現行の河川法は基本高水治水をすすめるための法律となっていて、
この河川法がある限り、私たちの前からダム問題はなくなりません。

全国の皆さんのご支援と様々な幸運により、
私たちは基本高水治水の本質に気づくことができましたが、
このように至った経緯をまとめて発表する余裕もなく、当面の課題に振り回されてきました。

そこで、昨年の事務所移転をきっかけに
「脱川辺川ダム=脱基本高水治水」をまとめ、発信していく課題に取り組み始めました。
これは全国のダム問題を意識しての取り組みでもあります。
というのも、現在進められている国のダム検証の動きに重大な問題があるからです。

全国のダム検証の母体である「有識者会議」は、基本高水の数字をめぐる議論と
森林はダムの代替機能なしとするお粗末な議論だけで、
基本高水治水を絶対化させた中間取りまとめを作成し
全国各地のダム建設を正当化してしまいました。

そして、八ッ場ダムをはじめ、サンルダム、石木ダム、立野ダム、
数多くのダム計画を継続としてしまいました。
川辺川ダムなどの僅かな例を除いて…

この動きを止めるためにも、脱川辺川ダムで取り組んできた脱基本高水治水の考えを共有し、
議論を深めていく必要がある と当会では考え、
このたび「脱基本高水治水研究会」を下記の日程で開催することとなりました。


「脱基本高水治水研究会」@人吉旅館             
              〒868-0005 熊本県人吉市上青井町160
                   TEL:0966-22-3141 / FAX:0966-22-3143


●4月6日(土)13:30~18:00  総合司会:手渡す会 木本事務局長
 最初に当会の黒田顧問より問題提起、その後各地の皆さん方からの発表
 
  渡辺洋子さん(八ッ場あしたの会)
  遠藤保男さん(水源開発問題全国連絡会)
  今本博健さん(京都大学名誉教授)

 休憩を挟んで、県民の会の中島代表をコーディネーターにディスカッション

●4月7日(日)10:00~12:00
 前日の総括と今後の進め方について検討。


※会場の大きさと研究会という性質上、広く参加を呼びかける形態をとっていませんが、
 研究者や興味のある方の参加は大歓迎です。
   参加ご希望はこちらまでご一報下さい → kumagawahouse@gmail.com

                                           以上
# by tewatasukai | 2013-03-19 06:55 | お知らせ

2012手渡す会忘年会

12月8日午後6時より、恒例の「手渡す会」忘年会が開催されました。
1993年の手渡す会第1回忘年会は、丸恵本館で開かれたのを、
つい昨日のように思い出します。
時のたつのは早いなあ。
今回は、南泉田の3代目くまがわハウスに移転して
初の忘年会です。
今年も井上さんの川辺川天然アユをはじめ、
川辺さんの超まいうーの豚汁など、
たくさんの豪華料理に舌鼓を打ちながら、
1年を振り返りました。
来年も、清流を未来に手渡すために、頑張りましょう!!
緒方紀郎
2012手渡す会忘年会_d0284413_18305011.jpg

# by tewatasukai | 2012-12-16 18:31 | 報告

12/8手渡す会忘年会

下記の日程で恒例の忘年会を開催いたします。

●期 日:平成24年12月8日(土) 18時より
●場 所:新くまがわハウス (地図を添付しました)
●参加費:1000円
●持ち込み大歓迎!
●寝袋等各自で寝具の用意があればそのまま宿泊可です!

ご参加をお待ちしております。
# by tewatasukai | 2012-12-07 14:21 | イベント