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清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会のブログです。イベントや川の様子をお知らせします。手渡す会のHPはこちら↓ http://tewatasukai.com/


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脱「基本高水治水」とは?

手渡す会の脱「基本高水治水」の基本的な考え方
 
清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会  黒田弘行


 基本高水という耳慣れない言葉が私たち住民の前に姿を見せたのは、住民と国が川辺川ダム建設の是非を巡って討論をすることになった住民討論集会においてでした。しかも、討論の中心テーマとして姿を見せたのです。
 なぜ、基本高水がダム建設を巡る討論の中心テーマなのでしょうか。それは、基本高水がダム建設を法的に正当化させる最も大切な洪水の流量だからです。河川法施行令では「洪水防御の基本となる洪水」といっています。でも、この基本高水の算出の仕方が数学の専門的な知識がないと理解できないために、全国的にはダム反対の住民運動の中心に位置することはありません。
しかし、住民討論集会の中心に据えられた以上、住民も主体的に基本高水問題に取り組まなければならなくなりました。それは、流域に暮らす住民としての取り組みです。一つ目は、ダム建設の根拠として持ち出された数値が本当に正しいかどうかを実証することです。二つ目は、洪水をダムと川に閉じ込めるという治水(これを基本高水治水と呼んでいます)が川と流域に何をもたらす技術かを実証することです。これらの実証で、基本高水治水の本質を明らかにすることが出来るのです。実証は科学の真髄です。
 実際には、二つ目の洪水をダムと川に閉じ込める治水が川と流域に何をもたらしたかについては、既に流域住民は実証していました。そして、この事実を川辺川ダム建設の反対の根拠にしていたのです。住民討論集会の基本高水論争においても、基本高水治水が川と流域に何をもたらしたかを壇上からも会場からも次々と発言をしていました。 
 住民の発言は二つに要約できます。その一つは「基本高水治水は川の生態も形態も景観もまるごと破壊し、流域のくらしにも甚大な被害をもたらすものでしかない」ということでした。もう一つは「安心安全の神話までつくり上げた基本高水治水は想定外の大雨や大水の時は甚大な水害を引き起こす治水技術に過ぎない」ということでした。 
 このように、基本高水治水が川と流域にもたらす事実は、私たちの川辺川ダム建設に反対した理念と大きく異なっています。私たちが掲げた川辺川ダム建設反対の理念は「自然が育むゆたかな川を未来に手渡す」ということだからです。
 この川辺川ダム建設反対の理念を実現させるためには、川をまるごと破壊してしまう基本高水治水から「自然が育むゆたかな川の保全することが出来る治山・治川の取り組み」と「川の保全を前提にした防災の確立」へ転換させる必要があります。この転換を目指すのが脱「基本高水治水」の基本的な考え方です。
 この脱「基本高水治水」の視点から現行の河川法を見ると、この河川法には重大な問題が浮かび上がってきます。川の存在しない川の法律だということです。私たちが求める河川法は、ゆたかな川を守り、ゆたかな川の保全を前提にした川との付き合い方が記述されている法律です。
by tewatasukai | 2013-04-15 23:00 | その他